青森級」の大物クロマグロ、福井で水揚げ 漁師ほくほく顔
福井県高浜町沖合で取れた巨大なクロマグロ=12月5日、小浜市の小浜漁港
福井県小浜市川崎3丁目の小浜漁港で12月5日、同県高浜町沖合の若狭湾で取れた重さ365キロ、全長2・7メートルの巨大なクロマグロが水揚げされた。県漁連小浜支所支所長(56)は「普通は100キロ超えで大物やから、こいつは超大物」と巨体に目を丸くしていた。
同町音海の東約1キロ沖合の定置網に入った。同町の漁師らによると、大きなクロマグロがよく取れるのは6月ごろ。冬はせいぜい30キロ程度という。 今回水揚げされたクロマグロは体高約70センチ、幅約60センチ。腹の肉の厚さは10センチ以上と丸々と太っており、目玉は直径6センチもあった。支所長は「これだけの大物が取れるのはなかなかない」とほくほく顔。搬送用の容器に入れるのに一苦労していた。 漁師らは「マグロで有名な青森県で取れるサイズ。水温が暖かいから餌が豊富で、北上せず若狭湾を回遊していたのだろうか」と話していた。